どうもです!うどんです!
残業に正解・不正解なんてあるの?と思ったあなた。
答えは人それぞれ、会社それぞれなのだろうけど
以下の本を読んで正解の一つに出会いました。
今までの残業は間違いだったのか!と気づかされる点がいくつかあったので、ご紹介できればなと思います。
はじめに
今回紹介させていただく本はこちら!
「残業の9割はいらない ヤフーが実践する幸せな働き方」
※この記事はこんな方々にお勧めしたい記事となっております。
・今は転職する予定はないが、いずれは転職を考えている方
・残業の経験がない、これから働き始める新入社員の方
普段、本を読まない私ですが、内容はかなり興味深く、また著者の人事施策が魅力的でしたので、
すぐに読み終えました。よければぜひ読んでみてください!
今回この本を読んで、残業は間違いだという考えに至った結論を先に述べます。
そもそも残業する理由としては次のことが挙げられると思います。
・上司や周りの同僚が残っているから帰りづらい
・残業したらその分お金がもらえる
ひたすらアウトカムを求めているこの本からしたら
どれもいらない残業であることは安易に想像できますよね?
ただ現状、成果より努力を評価しているケースが多いと思います。
みなさんはどうでしょうか?ちゃんと成果を評価してもらえていますでしょうか?
それではこの本を読んで感じたこと、共感したことを書いていきたいと思います。
30年後の自分を想像する
本を読み始めるとさっそく問いが投げかけられます。
30年後、あなたは何歳になっていますか?
そのとき、どんな仕事をしていますか?
仕事をしているとしたら、どんな働き方をしていると思いますか?
うーーーーーーーーーん。
30年後、うどんは50歳後半。
自分の会社で50歳後半だと部長クラスだろうか。
今はしたっぱだから雑用ばかりやらされるけど、
部長クラスの人たちはさらに上の人たちに振り回されて残業をしているな・・・
過剰な要求も管理職になれば増えてくるから今よりも残業は多くなるし、
管理職は残業代がでないから精神的にも体力的にもきつそう・・・
その分、通常の給料は多くもらっているのだろうけど。
30年後、もし今の職場で働き続けているのだとしたらそういう状況なんだろうな。
今回の本では、いっとき流行った「働き方改革」について、
ヤフーならこうやっていますよ、という紹介も述べられています。
この本の中では、働き方を改革する、とは
企業が自社の在り方を見つめ直し、組織と個人が健全な関係性を結び、
働く一人ひとりが自律的に考え、行動し、学ぶという非常に射程の広い改革
と定義づけられています。
「働き方改革」というフレーズが流行してから約4年、2021年現在の自分の会社の場合、
周りがやっているから、流行っているから、法律がこうなっているからという後手後手の理由が
目立っているように感じます。みなさんの会社はどうでしょうか?
社員の幸せとは?
企業が勝つためには、「社員の幸せ」が大切だといいます。
著者は、社員が幸せになるために数々の人事施策を出してきました。
残業の抑制や、今や当たり前になったテレワークの導入、副業の推進、週休三日制等々。
週休三日制は2016年に提唱されましたが、その当時かなり話題になりました。
ネットでは今でも週休三日制について賛否があります。
働くということが想像つかない就活生からしたら、
「ラッキー!週に三日休めるなんて最高じゃん」
と思われそうですね、というか私だったらそう思います絶対。笑
著者も指摘されたそうですが、実際はかなり大変だと今の私も思います。
週5日の仕事量を週4日でやらなければならないわけですから、
4日間、すさまじい集中力のもと、仕事をしなければならないということになります。
ただ、この週休三日制は選択的制度のため、
ある人にとっては、休みを使ってスキルアップをしたり、リフレッシュしたり
ワークライフバランスの観点からするといいのかもしれません。
全員が全員、あてはまらない制度なんてないのですから、
そういう意味では、社員の幸せになる施策の一つなんだと納得ができます。
ちなみに、第一章の中のエピソードですごく共感したものがあったので紹介させてください。
ある外国人社員の疑問。
「どうして残業してる人の方が、お金をもらっているかわからない」
それな
と思いました。
残業代をしっかり出す、という制度が仇となっていて
成果主義よりも、多く働いた人が正という現状になっています。
無駄な残業を生む原因はまさにこれでしょう。
日本の正社員の労働時間は年々減ってはいるものの、
世界と比べるとまだまだ多いようです。
自分の会社でも遅くまで残って仕事をしている人の方が、
あいつは頑張っているな、と言われている気がします。
定時で帰ろうとすると、「お!今日は早いね!」と言われる始末。
定時で帰ることに早いもなにもないだろ!笑
残業は、経営者と上司が増やしている
この本では第二章以降、ヤフーが行っている施策や日本の企業の人事力について丁寧に語られています。
今はしたっぱの私ですが、自分に与えられた仕事を効率化してそれなりに残業を防ぐことはできるでしょう。
ただ制度や人の評価となってくるとなかなか自分ではどうすることもできない・・・
今の評価の仕方ではたしかに残業の抑制はされず、
結果、経営者と上司が残業を増やしているという著者の意見はかなり共感できます。
会社からの自分への評価のされ方、みなさんはいかがでしょうか。
成果を出したらその分の評価がされていますか?
あの人は成果よりも努力を評価されている、と思ったことはないでしょうか?
自分の会社の中で、よくこのようなことが言われます。
相性があるから合わない上司に当たったら上司が異動するか自分が異動するかまで我慢だね。
いやいや待て待て
たしかに評価するのは「人」なので、それぞれ違う視点があるとは思いますが、
成果を出してそれを正当に評価すれば、そんなこと言われることはないのだろうな、と思います。
自分の会社では、これができればこの職位です、とそもそも定義づけられているのに
なかなかそこが大事にされていないと感じます・・・
会社の人事力が社員の幸せに直結してきますね。
おわりに
と、まあ自分の働き方(会社を含めて)を見つめ直しながらこの本を読み終えました。
そもそも奇抜なこの本のタイトル、出版された当時は働き方改革がブームでした。
多くの働く人にとって働き方改革が重要な課題だったため、きちんとメッセージを伝えたかった、
働き方改革には色々な切り口がある中で、残業は働く人にとって身近なテーマであり、
その残業を減らすためには本人だけではなく経営者や管理職が変わらないといけないが
それが伝わっていなかった、と著者は言っています。
成果主義で評価せず努力主義で評価する人事力の低さが残業を引き起こしているとも言っています。
タイトルの「9割」という根拠はないのですが笑、インパクトがあるし、
正しい成果主義が実現した未来の状況をタイトルにしたいということで
このタイトルになったとのこと笑。
(ブログのタイトルを考えるのも大変だな、とブログを始めて早々思いました・・・)
ただ、自分の働き方を見直してみると、この本のタイトルの通り、
残りの1割くらいが本当の残業に該当するのだろうなと思いました。
今日までにやらなくてはならないことは昨日までのスケジューリング次第でどうにでもできる。
残業をしない、という強い意志を持って、試行錯誤しながら自分の時間を増やせられるようにしたいです!
あとは、頼むから・・・今の自分の会社よ、人事力上がってくれ←
もし興味があれば読んでみてください!
社員の幸せに通ずる施策はどれも魅力的で、うらやましいな~と思いながら
読んでいたらすぐに読み終わりました笑。
本を読みなれていない人でもわかりやすい内容かと思いますので
よかったらぜひ!
それでは!!
うどん
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